14.ぴぃぷるず・ぱわぁ?負け犬の遠吠え:ぴぃぷるず・ぱわぁ?私は非常にセコイ。 通勤路にあるコンビニエンス・ストアでは、300円もするサントリーウーロン茶2Lが如何しても買えず、105円の紙パックの緑茶1Lを買ったりする。 少し離れたスーパー・マーケットなら185円で売られているからだ。 それならスーパー・マーケットに行けばいいじゃないか! って簡単なことが非常に面倒臭い。 まあ自称「うつ」後遺症だと思っていただければ・・・「うつ」になる前から同じ様な気もするが。 それに郊外型のスーパー・マーケットは何であんなに広いんだ? 私は大体何時も買うものが決まっているのに、態々あの広いフロアを一回りしなければならない。 非常に効率が悪いと思う。 昔の駅前百貨店のように各階で売られている商品が決まっていて、お目当ての狭いフロアをエスカレータで繋げば大幅に買い物時間は短縮できる。 それでは商品が売れないんだろうが・・・。 以前にも書いたが私は決してグルメなんかじゃない。 だからスーパー・マーケットで215円と半額になった『牛肉のたたき』を喰っても、定額430円の『牛肉のたたき』を喰っても、全く味の違いが判らない。 魚じゃあるまいし、牛肉なんて新鮮なまま?では喰えないんで、エイジングなんて時間が必要だったんじゃないのか? だったら、腐るまでは同じ味じゃないのだろうか・・・。 私は自分で金儲けを始めて20年になるが、自分で喰うためには滅多に果物を買わない。 この20年間で、林檎は10個程度、梨は15個程度、丸ごとスイカを買ったことはないし、メロンなんて論外だ・・・日本国内では。 理由は簡単、値段が異常に高い! だから、海外に出た瞬間に果物を買って貪り喰ってしまう。 国内では何時も比較的安い『みかん』と『バナナ』しか買わない。 中華人民共和国から帰国する時に「日本に帰ったら日本製電化製品が安く買えるだろうから買って送ってくれ!」って頼まれた。 「同じ日本製の商品でも日本国で買った方が高いよ!」って断ると不思議そうな顔をされた。 日本製品なのに電化製品など発展途上国なら半分くらいの値段で買える。 ダンピングだと諸外国から非難されても仕方がない。 もう15年前になるが、当時JALは安売り航空券を販売していなかった。 だから、欧州へ行くにはアエロフロートなんて「軍用機に座席をくっ付けただけの飛行機」を使うしかなかった。 1度南周りで英国に行ったことがある・・・エアー・インディアが安かったんで。 でも、インドのカルカッタの空港で8時間位乗り継ぎに待たされた。 その時、現地の人からJALなんて15万円あればインドからロス・アンジェルスまで往復できるって聞いた。 日本国で買うJAL航空券の4分の1以下である。 日本企業は日本国民に馬鹿高い値段を負担させて諸外国では安売りをしている。 何しても儲けりゃいいのか日本企業! ・・・いいんだろうな。屹度。 そんな企業から世界一高い賃金を日本国民は受け取ってるんだし・・・。 何度も書くが大半の国はビンボである。 放っておいたら飢え死にする可能性もある。 だから喰い物など生活必需品の価格は非常に安く設定されている。 欧州でも同じこと。 仏国の4つ星αのホテル(ホントは『5つ星ホテル』なんてない。最上級が4つ星αらしい)なんて眼が飛び出る位高いし、3つ星レストランなんて値段を聞いただけで打っ倒れてしまうらしい。 ホテルリッツは日本円で1泊7~8万円? 3つ星レストランなんて1食10万円は下らない? 私はビンボなので、その正確な値段を知らない。 物価の高いロンドンやパリのスーパー・マーケットでは日本国の8割位の値段で食料品が売られている。 でも首都を離れれば中級クラスのホテル代など物価は驚くほど安くなる。 大韓民国でも近郊都市ではソウルの半額くらいだ。 何処の国でも食料品は安く、贅沢品は高い。 それに全国一律の価格なんて聞いたことが無い。 日本国民は世界一高い賃金を得ているらしいが、間違いなく世界一馬鹿高い物を買わされている。 それも全国一律の価格で。 だから発展途上国なら1年は遊んで暮らせる月給を得ながら、生活に『豊かさ』なんて全く感じない。 『世界一優秀な国民だ』なんて騙されながら、始業ベルが鳴れば勝手に働き出すし、終業ベルが鳴るまで帰ろうとしない。 東アジアの経営者が是非欲しいと申し出たのが『日本国の始業ベル』だって云うジョークを聞いたこともある。 加えて、毎日のように残業して世界最低の残業手当を受け取る。 諸外国の残業手当なんて時間単価の2倍以上が相場である。 この国は精々2割増がいい処じゃないか! それにサービス残業なんて考えられないこともする。 何処かおかしいんじゃないか日本人! 他のビンボな国でもモット豊かに暮らしているぞ。 仏国が原爆実験に反対するピース・ボートを撃沈して、仏国製品の不買運動が全世界に広がり葡萄酒輸出などに甚大な被害がでた。 日本国でも、元乳を日向に放りっぱなしにしてたなんてことで不買が広がり雪印は分割整理された。 先日も賞味期限切れ原料を使ったってことで不二家は存亡の危機にある。 『自社製品使用者への酷い対応』をネットで流され、商品が売れず、社長が謝罪した東芝。 意外に消費者は強いのである。 60年安保闘争の理論的支柱であった吉本隆明氏が著書『転向』の中で「GNPの50%以上を家計支出が占める今、最大の権力者は消費者だ」なんてことを書いていた。 世界第2位のGNPの半分は日本の消費者が握っているのだ。 ※GNPじゃなく国民総支出だったかな・・・? 「トヨタの車なんて買わない!」って日本国民の半分が判断すれば、世界企業トヨタですら確実に潰れる。 ミーンナが『林檎が高い!』って買わなければ、林檎の価格は十分の一にも下がる・・・日本国産品じゃなくなるだろうが。 我々はそういう時代に生きてるんだ。 だから、「社会が悪い」とか「政府の対応が悪い」なんて怒ってる場合じゃない。 『そんな物・製品なら買わない』や『そんな代議士には投票しない』って絶対的な権利が消費者・国民には付与されているのだ。 でも、デマゴーグに弱い日本人のこと。 カリスマが現れれば即座に迎合してしまう。 だから、私は『消費者は絶対的な権力を握っている』ってホントは自覚して欲しくなんかない。 私が買わないくらいでは、果物の値段は下がらない。 それで良いのだ。 ジャンル別一覧
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